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EVENT
REPORT
2月11−12日 みそ・とうふ づくり イベントREPORT
2006.2.11-12 更新日 2006.2.17 text:宮田武宏
2006年最初の王国イベントです。従来この時期は参加者が少なかったのですが、今回は27名の参加がありました。
今回は、味噌、豆腐、こんにゃく、そして納豆作りと加工食品を一気に4つも作ってしまいました!4つの工程を同時に進めてゆくのはかなり至難の業ですが、いったいどうなったのでしょう?
二日前の木曜日から仕込んでいた麹は、広げて冷ましてあります。朝8時から、大鍋に入った大豆をドラム缶で煮込みました。ふきこぼれないように、火の調節をするのに工夫が要ります。
12時すぎには皆さん集まり始め、1時を過ぎたあたりから作業スタートです。大豆を冷まし、麹と混ぜ、味噌絞り機にかける。単純な作業なのですが、とうぞ(大豆を煮たときの残り汁)を混ぜる割合は握った感触で決めるため、なかなか難しいです。ミンチを作った後は、味噌作り恒例の味噌玉投げです。初めての参加者は一番楽しめる工程のようですね!樽がいっぱいになれば重石をしてふたをします。顔見世は来年の2月です。一年という長い期間をゆっくりと楽しみたいですね。
味噌作りと同時に進めた豆腐、こんにゃく、納豆作りですが、こちらはてんやわんやの大騒ぎをしながら進めました。納豆用の大豆は圧力鍋で一気に煮て、納豆菌を混ぜた後紙コップにとりわけ、ラップでふたをして電気毛布でくるみます。豆腐はもう、お手の物ですね。きちんと手順を踏んで、おいしい豆腐が出来あがりました。こんにゃく作りは初めての方が多かったようで、こんにゃくいもを煮るところから始めました。一回目は分量を間違えて失敗してしまったのですが、2回目は大成功!こんにゃくがこれほどまでにおいしいとは知りませんでした。
加工品作りをしていると毎回思うことは、よくこんな手をかけることを思いついたなということです。とくにこんにゃく作りは、何度も煮たり冷ましたりを繰り返して、本当に手がかかります。手をかけるからこそのおいしさ、というのは確かに存在するのですね。
今回は新しい参加者もたくさん来てくださり、にぎやかなイベントになりました。鴨川に20年前に家を買い、今年からそこに移住しようとされている夫婦、私の学生時代の後輩二人、4歳と1歳の女の子を連れた若夫婦が参加してくれました。この4歳の女の子に、今回は完全にやられてしまいました。何でもやりたがる、本当に素直な子でした。翌日の畑作業はたまねぎの追肥をしたのですが、穴あけもやりたがり、作業をずいぶんと楽しくしてくれました。カブを生でまるかじりしては、「あま〜い。自然の中で食べるとおいしいね!」と心の琴線に触れるようなことをさらっと言うのです。なんだか心温まる時間を過ごしました。
次回はじゃがいも定植です。年中行事になりつつありますが、一つ一つの内容を深めていきたいです。新規会員募集も、3月からスタートします。鴨川自然王国会員制度を、これからも宜しくお願いします。
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