愛農大学農業集中講座に参加して
更新日 2005.3.25
■text:三尾博正
愛農会とは1945年に故小谷純一氏によって設立された、愛農精神(神と人と土を愛する三愛精神)に賛同する仲間が集い、明るい農村・社会を実現しようと活動している団体で、有機農業に力を入れています。
三重県伊賀市にある愛農農業高校キャンパスにて、年2回就農準備集中講座が10日間の日程で行なわれていて、カリキュラムは有機農業講座から食品加工、パーマカルチャー、手作りバイオディーゼルなど充実の内容です。前半4日間は有機農業講座が集中していたのでそこに部分参加して来ました。参加人数は22人で元牧師、元女性ボクサー、愛農流通センターからの研修生や定年間近の方など十人十色で、とてもフレンドリーな雰囲気だったので、すぐ仲良くなれました。授業内容としては「有機農業は土作りだ」ということで、堆肥とボカシ肥づくりがすごく勉強になりました。
自分の中では堆肥づくりは大変な作業でめんどくさいなという先入観があったのですが、実際やってみると結構面白くて、「これなら王国でもやってみたい」という気持ちになりました。早速実践したいと思います。
農家研修も一日あったのですが、僕の選択した農家は結構いいかげんな感じでそれでいて面白いおじさんでした。高校で飼っている乳牛の出産にも立ち会えたのですが、残念なことに死産でした。感心したのはそれをサポートする女子高校生のたくましいこと。引き出した後の迅速な対応は見事で、都会の女子高校生たちに経験させたいですね。生活も朝5時45分起床、23時消灯と健康的で、食事も玄米菜食が中心。毎日作ってくれたおばさんとボランティアの方に感謝でした。そしてなによりここで出来たネットワークもこれからどう広がっていくかとても楽しみです。
最後に友人から麻の実の絞り粕を肥料としてもらっているのですが、どう使えば良いかアドバイスを堆肥の先生からもらいました。今年の王国野菜は麻の実肥料入りなので、お楽しみに!
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牛糞堆肥場です。
1000万円かかっているそうです。
こちら、高校生が面倒を見ている
乳牛たちです。
ぶたくん。お昼寝中・・・。ウフッ。
土ぼかし製作中。
寒かったので、いい運動になりました。
この状態で寝かせます。
2日後には、60度まで上がる予定だったのですが、30度までしか上がってませんでした。やり方は、よかったらしいのでなかなか計算通りにいかないということでしょうか。
農家実習先で使用した「種まきごんべい君」。
種がなかなか出てこなくて大変でした。
参加者の一部の方々。
また逢える日を楽しみにしています。ウフフッ。
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